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デジタル画像(カラー画像とグレースケール画像)

デジタル画像は、格子状に並んだ要素で構成されています。
例えば、下の画像の黄色い四角で囲んだ部分を拡大すると…

カラー画像

こんな風にいろいろな色の粒々が並んでいます…。

画素

 この格子状に並んだ、画像を構成する最小要素(上の画像の、色の粒々)のことを画素(pixel = ピクセル)と呼びます。それぞれの画素は数値によって光の強さや色を表しています。

 そして、各画素の値を画素値といい、画像は画素値の容量や性質によって、カラー画像グレースケール画像などの種類に分かれます。

カラー画像グレースケール画像
*カラー画像とグレースケール画像

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■ カラー画像

 カラー画像では、1つの画素の色を、R(赤)、G(緑)、B(青)の3原色で表します。1画素のRGB要素をそれぞれ8ビットで表す、24ビット画像が多く用いられます。つまり24ビット画像では、1画素が24ビット(8ビット×3色)で構成されるということです。

 例えば、以下の図の赤色の部分は(R 255、G 0、B 0)となります。青色の部分は(R 0、G 0、B 255)、緑色の部分は(R 0、G 255、B 0)となっています。

加法混色

RGB要素を「加法混色」によって混ぜ合わせて色を生成します。重なり合った色が白になります。白の部分は(R 255、G 255、B 255)となります。


減法混色

 ちなみに、カラー印刷などでは、C(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)の3原色を使い、色を混ぜるほど暗くなる「減法混色」が用いられています。

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■ グレースケール画像

 RGBのカラー画像に対して、白黒の濃淡を表現した画像をグレースケール画像といいます。グレースケール画像は、1画素を8ビットで表し、色情報は含まず明るさ情報のみを含んでいます。この8ビット画像では、濃淡を2の8乗=256階調まで表すことができます。画素値0が黒、画素値255が白になります。

256階調
*グレースケール画像の256階調

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■ カラー画像とグレースケール画像の見分け方?

 カラー画像は1画素が24ビット、グレースケール画像は1画素が8ビットです。1画素の大きさ(ビット数)が違うのに、なぜパソコンの画面に表示したり印刷すると、ちゃんと表示されるのか…?なんて疑問を持ちませんか?

 わかっている人には当たり前ですが、画像データには、各画素の値を表わすデータの他に、画像全体のサイズ(幅や高さ)、画像のビット数が入っているヘッダ情報が付いています。
 そこに8ビット画像なのか24ビット画像なのか、画像のサイズはいくつなのか…など、表示や印刷に必要な情報が入っているので、パソコンではその情報を元に表示や印刷しているわけです。

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